いよいよCursor完全ガイド、第4回です。
前回の第3回では、AIを最強の時短ツールとして活用し、トレンドネタの骨組みとなる「最強の設計図(構成案)」を秒速で手に入れましたね。
もう、あなたの手元には、これから建てる家の完璧な設計図がある状態です。
さて今回は、いよいよその設計図を元に、記事の「本文」という家を建てていく作業に入ります。
もちろん、ここでもAIはあなたの最高のパートナー。
それでは参りましょう。
Cursorで本文の執筆を開始
一番時間がかかる本文執筆も、AIと二人三脚で進めれば、驚くほどのスピードで完成させることができます。
この記事を読み終える頃には、あなたの目の前のエディタに、一本の記事がほぼ完成しているはずです。
さあ、AIアシスタントと一緒に、執筆作業を始めていきましょう!
Cursor執筆の基本姿勢:エディタとチャットの連携
本格的な作業に入る前に、Cursorで執筆するときの、とても大事な基本姿勢をお伝えします。
それは、「エディタ」と「AIチャット」の役割分担をしっかり意識することです。
- エディタ(メインの広い画面)は
「組立工場」
あなたのメインの作業場です。
ここで記事の部品を組み立て、調整し、最終的な製品(ブログ記事)を完成させます。 - AIチャットパネルは
「部品工場」
優秀なAIアシスタントがいる場所です。
ここで、記事に必要となる様々な「部品」(文章のアイデア、下書き、表現案など)を、あなたの指示通りに作ってもらいます。
基本的な流れは、
『部品工場(チャット)でAIに部品を作ってもらい、
それを組立工場(エディタ)に持ってきて、あなた自身が最終的に組み立てる』。
このイメージを頭に置いておくと、作業がとてもスムーズに進みますよ。
実践1:AIに「導入文」のアイデアを出させる
読者があなたの記事の続きを読むか、それともすぐにページを閉じてしまうか。
その運命は、記事の顔である「リード文(導入文)」で決まります。
ここで読者の心をガッチリ掴むために、まずはAI部品工場にアイデアを発注しましょう。
【手順】
第3回で決めた記事のテーマやターゲットを元に、チャットパネルにこうお願いしてみてください。
【プロンプト例】
↓↓↓プロンプトのコピーはこちらをクリックしてからCtrl+C
さあ、AIが3つのパターンの導入文という「部品」を作ってくれましたね。
どれもあまりピンとこない場合には何度でも作り直してもらって大丈夫です。
次に、組立工場であるエディタに、この3つの部品をすべてコピー&ペーストしてみましょう。
じっくり見比べて、一番ピンとくるものはどれですか?
「A案の掴みは良いけど、B案の締め方も捨てがたいな」と感じたら、2つを自由に組み合わせて、あなただけの最高の導入文をエディタ上で作り上げてください。
実践2:AIに各見出しの「下書き」を書いてもらう
ここが執筆の一番の山場ですが、AIがいれば大丈夫。
設計図にある見出しの一つ一つについて、AIに文章の「下書き」という部品を作ってもらいましょう。
【手順】
あなたの構成案の見出しを一つコピーして、チャットパネルでこうお願いします。
【プロンプト例】
↓↓↓プロンプトのコピーはこちらをクリックしてからCtrl+C
AIが作った下書きを、エディタの該当する見出しの下に貼り付けます。
これを、すべての見出しで繰り返しましょう。
するとどうでしょう。
あっという間に、記事全体の骨格が文章で埋め尽くされましたね。
ですが、ここで満足してはいけません。
このままではAIっぽい、どこか無機質な文章です。
ここから、AIが作った骨格に、あなたの「声」という血肉を通わせていく作業が始まります。
- あなたの体験談を加える: 「私も昔、これで失敗したんですけど…」
- あなたの感情を加える: 「これ、本当に最高じゃないですか!?」
- 具体的な例え話を入れる: 「まるで、〇〇みたいですよね」
エディタ上で、AIが書いた文章に、あなたらしい一言、あなたにしか書けない一文を加えていく。
このひと手間が、記事に温かみとオリジナリティを与えます。
実践3:AIに文章を直接「編集・リライト」させる(★Cursorの真骨頂)
「この文章、もっと面白い言い方ないかな?」
そんな風に、文章の表現に困った時、チャットパネルとの往復すらしなくて済む、究極の時短テクニックがあります。
【手順】
- 組立工場であるエディタ上で、修正したい文章をマウスでドラッグして選択してください。
- 文章が選択された状態で、キーボードのショートカットキー(Macなら
Cmd + K
、WindowsならCtrl + K
)を押します。 - すると、選択した文章のすぐ上に、小さな入力ウィンドウが出てきます。
- そこに、AIへの指示を入力して、Enterキーを押します。
(例:「この文章を、もっと読者がワクワクするような表現に書き換えて」)
どうですか?
まるで魔法のように、AIがエディタ上の文章を直接書き換えてくれましたね!
これがCursorの最も強力な機能の一つです。
文章のトーンを整えたり、表現の幅を広げたりするのに、ぜひ活用してください。
実践4:AIに「まとめ」を書いてもらう
記事の締めくくりも、AI部品工場にお願いしてしまいましょう。
【手順】
チャットパネルで、記事全体のテーマを伝えてこうお願いします。
【プロンプト例】
↓↓↓プロンプトのコピーはこちらをクリックしてからCtrl+C
AIが作ってくれた「まとめ」という部品をエディタに貼り付け、最後にあなた自身の言葉でちょっとした感想などと「最後まで読んでいただき、ありがとうございました!」という感謝の気持ちを添えれば、完璧な締めくくりの完成です。
おさらい:ブロガー必須ショートカットキー一覧
今回、特に重要なショートカットキーが出てきましたね。
Cursorにはたくさんのショートカットがありますが、トレンド雑記ブロガーのあなたが、まず覚えるべきはこの3つだけで十分だと思います。
機能の名前 | ショートカットキー (Mac) | ショートカットキー (Windows) | どんな時に使うか(簡単な説明) |
AIと編集 (Edit with AI) | Cmd + K | Ctrl + K | 文章を選択し、AIに直接編集させる最重要キー。 |
AIとチャット (Chat with AI) | Cmd + L | Ctrl + L | AIとじっくり会話したい時にチャットパネルを開く。 |
AIで生成 (Generate with AI) | Cmd + I | Ctrl + I | 新しい行で、AIにゼロから何かを書き出させたい時に使う。 |
まとめ:AIとの「共同作業」で執筆はもっと楽しく、速くなる!
お疲れ様でした!
これで、あなたの目の前には、ほぼ完成した記事が一本あるはずです。
今回学んだのは、AIにただ書かせるのではなく、AIと「共同作業」をする技術です。
- アイデア出し(導入文など)はAIに任せ、
- 下書き(骨格)もAIに任せ、
- あなたは、そこに魂(体験談や感情)を吹き込むことに集中する。
この役割分担の感覚を掴めば、あなたはもう無敵のブロガーです。
記事作成は、もっと速く、もっとクリエイティブで、もっと楽しいものになりますよ。
【次回予告】
記事の作成は、これでほぼ完璧です!
次回、シリーズ最終回となる【第5回】は、応用編。
トレンド雑記だけでなく、特定のテーマに特化したブログにも挑戦したいあなたのために、AIを使ったより深い読者分析や、ライバルとさらに差をつけるための応用テクニックについて解説します!
それではこの辺で。
ここまで読んで頂きまして誠にありがとうございました。