Windows10の入っているPCにLINUX MINTを入れたのです。
2つのOSを共存させたのですが、そうしたらWindows10がシャットダウンできなくなってしまいました。
「一体なんなの?」って思いましたよ。
対処法はどうしたらいいかについてお伝えしますね。
結論:Windows10の高速スタートアップ(Fast Startup)が原因である可能性が高い
Windows 10とLinux Mintをデュアルブートで共存させたPCの場合で、Windows 10がシャットダウンできないという問題が起こるのは、高速スタートアップ(Fast Startup)が原因である可能性が高いです。
この高速スタートアップというのはWindows10だけを使っているユーザーにとってはありがたい機能だったりしますが、今回のようにLINUX MINTを共存させたりする時にはちょっと不便になったりもするのですよ。
でも、この対処法は簡単でした。
この高速スタートアップ(Fast Startup)を機能させなければいいのでした。
次にやり方を詳しくお伝えします。
対処法:Windows10の高速スタートアップを無効にさせる手順
以下にWindows 10の高速スタートアップを無効にする手順を書いておきます。
- コントロールパネルを開く:
Windowsの検索バーに「コントロールパネル」と入力して開きます。 - 電源オプションにアクセス:
コントロールパネルで、「表示方法」を「大きいアイコン」または「小さいアイコン」にしてから、「電源オプション」をクリックします。 - 電源ボタンの動作の選択:
左側のメニューから「電源ボタンの動作を選択する」をクリックします。 - 高速スタートアップを無効化:
- 現在設定できない項目になっている場合、上部にある「現在利用可能ではない設定を変更します」をクリックします。
- 「シャットダウン設定」の項目にある「高速スタートアップを有効にする(推奨)」のチェックを外します。
- 「変更の保存」をクリックして設定を完了します。
補足説明:なぜ高速スタートアップが問題になるのか?
高速スタートアップは、Windowsのシャットダウンを完全な電源オフではなく、一種の休止状態にします。
これにより、PCの起動時間を短縮できます。
しかし、この状態では、WindowsがCドライブなどのファイルシステムをロックしたままになってしまうのです。
この状態でLinux Mintを起動すると、Linuxはファイルシステムにアクセスできず、書き込みが行えないという事態になります。
そして、Windowsが不完全なシャットダウン状態(休止状態)のため、次回Windowsを起動する際に、Linuxでの変更を認識できず、ファイルシステムに矛盾が生じることがあります。
これがシャットダウンできない、あるいは予期せぬエラーを引き起こす主な原因なんです。
高速スタートアップを無効にすることで、Windowsは完全にシャットダウンされ、ファイルシステムのロックが解除される様になります。
その為にデュアルブート環境での問題が解消されるというわけんですね。