インターネットを使っていると「クッキー(cookie)」という言葉を見たりすることがあると思います。
でも、クッキーって一体どういうものなのか理解しているでしょうか?
今回は、クッキーの仕組みやその重要性について、わかり易く説明します。
クッキー(cookie)とは?
ねえ、猫さん。
クッキーってどういうものなの?
クッキーは、ウェブサイトがあなたの訪問した情報を記録するために使う小さなデータのことなのよ。
具体的には、あなたがどのページを見たかや、どのような設定をしたかを覚えてくれるの。
それって、どうして大事なの?
それはインターネットを使いやすくするという理由があるの。
クッキーの役割を下にリストするからね。
クッキーの主な役割
- ユーザーのログイン情報を保存
例えば
これは「お気に入りのカフェの常連カード」のようなものです。
あなたがそのカフェによく訪れていると、店員さんがあなたの名前を覚えてくれていて、すぐにお好きなコーヒーを用意してくれる感じです。
クッキーは、あなたのログイン情報を覚えているので、再度そのサイトに来たときに毎回入力する必要がなくなります。
- 訪れたページの履歴を記録
例えば
これは「旅行の思い出アルバム」のようなものです。
あなたが旅行中に訪れた場所の写真を撮ったとします。
それをアルバムにすることで、後で見返すことが出来て旅行の思い出を楽しむことが出来ますよね。
同じように、ウェブサイトでも訪れたページの履歴を記録することで、次回訪問する際におすすめのコンテンツを提案してくれる様になるのです。
- 個別のユーザー体験を提供
例えば
これは「事前に自分の好きな色とかデザインを伝えてあった洋服を手に入れる」様なものです。
あなたが好きな色とかデザインを店員に伝えると、それを基にあなたに似合う洋服を探して用意してくれます。
クッキーも同じで、ユーザーの保存されている過去の行動に基づいて、その人に特化した情報とか製品を表示してくれる様になるのです。
- セッション管理
例えば
これは「ネットのショッピングカート」のようなものです。
ネット上で買い物をしている時、カートに入れた商品をずっと保持してくれるという働きです。
もしクッキーがなければ、ページを移動する度にカートの中身が消えてしまい、再度商品を探さなければならなくなります。
クッキーがあるおかげで、スムーズに買い物を続けられるのです。
なるほど!
クッキーって、私たちのインターネット体験を良くするために働いているんだね!
クッキーの種類
さて、クッキーには主に2つの種類があります。
- セッションクッキー
ウェブサイトを開いている間だけ有効で、ブラウザを閉じると消えます。
例えば、オンラインでショッピング中にカートにアイテムを入れるときなどに使われます。
- パーシスタントクッキー
一定の期間、情報が保持され、ブラウザを閉じても次回アクセス時に設定が残ります。
これによって、ユーザーは毎回ログインをする必要がなくなります。
クッキーを使用して危ないことはないのか?
通常の使用においてはデバイスが危険にさらされることなどはほとんどありません。
しかしながら注意点というのもあります。
- プライバシーの懸念
- クッキーはユーザーのブラウジング履歴や行動を追跡するために使用されることがあります。
- これにより、個人のプライバシーが侵害される可能性があります。
- 第三者による悪用
- クッキーが第三者に盗まれると、ログイン情報などが不正に使用されるリスクがあります。
- 特に共用のデバイスを使用する場合は注意が必要です。
- セキュリティの脆弱性
- 一部のウェブサイトでは、クッキーを通じて個人情報が漏洩する可能性があります。
- 特に、暗号化されていないウェブサイトではこのリスクが高まります。
クッキーの利用を安全にするために
以下の対策が推奨されます。
- 信頼できるウェブサイトでのみクッキーを許可する。
- 不要なクッキーを定期的に削除する。
- HTTPSプロトコルを使用しているウェブサイトを利用する。
これらの対策を講じることで、クッキーの利用に伴うリスクを最小限に抑えることが出来るようになります。
【まとめ】【今さら聞けない】クッキー(cookie) とはなに?その働きを簡単に解説
今回はわかっている様でも自信がない言葉「クッキー(cookie)」について解説しました。
クッキーというのは、ウェブサイトが私たちの行動を記録して、より快適な体験を提供してくれる為の小さなデータなのです。
「このサイトはクッキーを使用します。」というメッセージは、その使用についての通知であり、同意を求めるためのものです。
この記事を通じて、クッキーの便利さを感じ取っていただけたら嬉しいです。
これからも安心してインターネットを楽しんでください。
それではこの辺で。
ここまで読んで頂きまして誠にありがとうございました。
嬉しい楽しい、ついてます。
感謝
泉水善光